ティラミスは、イタリア発祥の人気のデザートです。ココアパウダーをまぶしたコーヒー風味のスポンジ生地に、マスカルポーネチーズを混ぜた生クリームを重ねた、ほろ苦さと甘みのバランスが絶妙な一品です。
妊娠中の女性は、ティラミスを食べても大丈夫なのでしょうか?
この記事では、妊娠中にティラミスを食べても問題ない理由、リスクと注意点を解説します。
妊娠中に食べてもいいティラミスの量は1日1切れ程度が目安
妊娠中に食べてもいいティラミスの量は、以下の2つの条件を満たす場合、1日1切れ程度が目安です。
ティラミスの1切れの量は、お店によって異なりますが、一般的には、直径10cm程度のものが1切れと考えられています。
なお、ティラミスには、カロリーが高く、糖分も多く含まれているため、食べ過ぎは控えましょう。妊娠中の体重増加や、糖尿病のリスクが高まる可能性があります。
また、ティラミスを食べて、発熱、頭痛、腹痛、下痢などの症状が現れた場合は、リステリア菌に感染している可能性があります。すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
具体的な例としては、以下のようなティラミスは、妊娠中に食べても問題ない可能性があります。
- お店で購入したティラミスで、賞味期限が切れていない、信頼できるお店で購入したもの
- 自宅で作ったティラミスで、マスカルポーネチーズを70℃以上で1分以上加熱したもの
ただし、これらはあくまでも目安です。妊娠中の女性は、必ず医師や助産師に相談して、食べてもいいかどうかを判断するようにしましょう。
妊娠中にティラミスを食べても問題ないパターン
妊娠中にティラミスを食べても問題ないパターンは、以下の2つが考えられます。
マスカルポーネチーズが加熱されている場合
ティラミスを作る際に、マスカルポーネチーズを加熱することで、リステリア菌のリスクを大幅に減らすことができます。加熱時間は、70℃以上で1分以上が目安です。
リステリア菌の感染リスクが低い場合
リステリア菌は、冷蔵庫で保存しても生き続けることができますが、冷蔵庫で保存しても数日で死滅する可能性もあります。そのため、賞味期限が切れていないティラミスを、冷蔵庫で保管している場合は、リステリア菌の感染リスクが低いと言えます。
妊娠中にティラミスを食べる際の注意点
妊娠中にティラミスを食べる際には注意が必要です。
ティラミスに使われているマスカルポーネチーズは、非加熱のナチュラルチーズです。ナチュラルチーズには、リステリア菌という食中毒の原因となる細菌が潜んでいる可能性があります。
リステリア菌に感染すると、発熱、頭痛、腹痛、下痢などの症状が現れることがあります。また、妊娠中の女性がリステリア菌に感染すると、流産や早産、新生児の感染症などのリスクが高まります。
食べ過ぎない
ティラミスは、カロリーが高く、糖分も多く含まれています。そのため、食べ過ぎると、妊娠中の体重増加や、糖尿病のリスクが高まる可能性があります。
体調の変化に注意する
ティラミスを食べて、発熱、頭痛、腹痛、下痢などの症状が現れた場合は、リステリア菌に感染している可能性があります。すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
妊娠中は、赤ちゃんの健康のためにも、食事には十分に注意しましょう。
妊娠中に食べられるチーズの種類
以下に、妊娠中に食べられるチーズの例を挙げます。
- プロセスチーズ
- 蒸しチーズ
- カッテージチーズ
- クリームチーズ
妊娠中は、赤ちゃんのためにも、食事には十分に注意しましょう。