先日、静岡市清水区のある小学校で、宿題を忘れた児童に対して女性教諭が土下座を強要したともとれる発言をしていたことが発覚しました。静岡市教育委員会はこの行為を「不適切な指導」だと認定しました。
- 土下座させた女性教諭は誰だったのか？
- 年齢や名前は公開されているのか？
- 宿題忘れで土下座させると、どのような処分になるのか？
事件の経緯
清水庵原小学校で1月下旬、担任の女性教諭が帰りの会で
「提出期限を延ばしてほしいなら、土下座でもしてお願いしにおいで」
と発言したことが切っ掛けです。帰りの会の後に、
児童3人が教諭や他の児童のいる前で正座をして頭を下げた
という事実も判明しました。
女性教諭の顔や名前は？昭和生まれの古風な考え方？
女性教諭の個人情報、具体的には顔や名前については、現在のところ公には明らかにされていません。
しかし、近日中に学校が保護者会を開き、事件の経緯について説明するとのことです。
この説明会により、学校に通う児童やその保護者たちは教諭の名前を知ることになるでしょう。
教諭が児童に対し宿題を忘れたことへの反省を示させることは理解できますが、それを土下座という形で示させるのは、現代の教育観念とは大きくかけ離れています。
特に、土下座は古風な概念であり、
30代〜40代以上の教諭
であれば、そのような考え方を持つ可能性があるとも考えられます。
過去には『土下座ゲーム』で問題になった小学校も。
過去にも教育者による不適切な指導が問題になった事例があります。
その一つが、七尾市天神山小学校の
「土下座ゲーム」
です。
この事件では、50代男性校長が体育の授業中に、じゃんけんで負けた子どもに対して、土下座をさせるか教室を1周させるというゲームを行いました。校長は市教育委員会の聞き取り調査に対して「盛り上げようとした」と弁明しましたが、
保護者からの抗議を受けた後、不適切な指導だったとして謝罪しました。
このことから、この年代の教諭には、一部において土下座を面白がる人がおり、一般的な感覚からずれていると言わざるを得ません。
発覚と対応
この事実は、保護者から学校と市教委に連絡があったことで発覚しました。市教委は担任の言動について「不適切であり、遺憾」と表明しました。さらに学校は近く、学級の保護者に対して経緯の説明を行う予定です。
教諭への処分について
現在、この事件に関与した女性教諭への具体的な処分については公表されていません。
しかし、このような行為は本来あってはならないことであり、教諭自身がその事を深く反省し、改めて教育者としての立場と責任を再認識することが求められます。
また、これを機に時代に合った教育方法を学び、児童への適切な指導を心掛けていくことが望まれます。
静岡市教育委員会の見解
静岡市教育委員会はこの事件を重く見ています。教育者としての職務を果たすべき教諭が、児童に対して不適切な行為を行ったことは許されるべきではありません。今後同様の事態を防ぐためにも、教育者全体の意識改革が必要となるでしょう。
まとめ
この事件は、教育者としての責任と、それに対する社会の期待の間にある大きなギャップを明らかにしています。児童に対する教育者の態度と言動は、その個人だけでなく、学校全体の価値観を反映するものです。そのため、教育者全体がその責任を認識し、適切な行動をとることが求められます。
