2023年9月15日にテグ市で発生したタクシーが暴走する事故が起きました。
この事故で、タクシー運転手と乗客の7人が負傷しました。
メーカーなど、調査していきます。
韓国のEV自動車が突如暴走
9月15日、韓国の南部大都市テグで、タクシーが他の車と衝突した直後に、急加速して時速188kmに達し、250メートルも飛ばされたという事故が発生しました。
この事故で、タクシー運転手と乗客の男性が頭や肋骨に大けがをするなど、あわせて7人が負傷しました。
状況は以下の感じです。
原因は?
原因は、まだ特定されていませんが、電気自動車の急加速機能や、ソフトウェアの不具合などが考えられるとされています。
の事故を受けて、韓国政府は、EV自動車の安全対策を強化する方針を明らかにしています。
具体的には、EV自動車の急加速機能を制限する措置や、ソフトウェアのアップデートを義務付けるなどの対策を検討しているということです。
この事故は、EV自動車の安全性に対する懸念を高めるものとなりました。
EV自動車は、ガソリン車に比べて、排出ガスが少ないなどのメリットがある一方で、急加速機能やソフトウェアの不具合などのリスクも指摘されています。
188キロってドドンパより速い
188キロは、ジェットコースターの最高速度を上回る速度です。
世界最速のジェットコースターは、アラブ首長国連邦のフェラーリ・ワールド・アブダビにある「フォーミュラ・ロッサ」で、最高速度は時速240kmです。
韓国で起きた事故の車両は、時速188kmで暴走したということですから、ジェットコースターの最高速度にはわずかに届きませんが、それでも十分に速い速度と言えるでしょう。
ジェットコースターの最高速度は、車種やコースによって異なりますが、一般的には時速180km前後です。
例えば、日本国内で最も速いジェットコースターは、富士急ハイランドにある「ド、ドドンパ」で、最高速度は時速180kmです。
メーカーはどこ?アイオニック5
アイオニック5は、韓国のヒョンデ自動車が製造・販売している電気自動車(EV)です。
ヒョンデ初のEV専用車種であり、電気自動車ブランドIONIQサブブランド車の第1弾となります。
2021年2月23日に正式発表され、2021年7月から韓国で発売されました。
日本では、2022年3月から発売されています。
6月にも同じような事後があった
2023年6月にも韓国のソウル近郊の道路で、起亜自動車のEV6が暴走し、信号機や街路樹、壁に衝突する事故が発生しました。
この事故で、運転手は重症を負いましたが、命に別状はなかったようです。
(本当に良かった。)
EV6は、アイオニック5と同じくヒョンデ傘下の起亜自動車が製造・販売している電気自動車です。