神奈川県真鶴町の松本一彦町長が、リコールされた話題について、松本町長は一体何をしてリコールになってしまったのかを詳しく解説しています。
松本一彦町長のリコールが成立
神奈川県真鶴町の松本一彦町長が、町長選で選挙人名簿を不正利用した問題で、住民投票の結果、過半数の賛成でリコールされました。
リコールとは?
超簡単にいうと、町長のリコールは、町のボスをクビにする方法です。住民たちが、ボスが仕事をちゃんとしていないとか、他の理由で彼を嫌だと思ったら、署名を集めて特別な投票を行って、新しいボスを選ぶことができますよ。それが町長のリコールです。
住民投票は9月24日に行われ、賛成票は2,407票、反対票は1,632票で、賛成が過半数を占めました。これにより、松本町長は失職し再び町長選が行われるようになります。
松本町長は、町長選で初当選した後、2021年11月に選挙人名簿を不正利用していたことを認めて辞職しました。しかし、出直し町長選で再選を果たし、失職を免れました。
しかし、町長選で選挙人名簿を不正利用したという不信感が残り、住民投票ではリコール賛成票が過半数を占めました。
松本一彦町長は何した?
松本町長は、町職員だった当時、選挙人名簿を不正にコピーして持ち出し、自身の選挙に利用したことが問題の発端になってきます。
具体的には、以下の行為が指摘されています。
- 選挙人名簿を不正にコピーして持ち出し、自身の選挙事務所に保管した。
- 誰でも手続きを踏めば、閲覧できる資料だが、正しい手続きを踏まなかった
- 選挙人名簿を基に、宛名を書いた
これらの行為は、公職選挙法の「選挙人名簿の不正取得」や「選挙人名簿の不正利用」に該当するとして、松本町長は辞職に追い込まれました。
なお、松本町長は、これらの行為について、選挙の公平性を害する意図はなかったと主張しています。
選挙が有利になった可能性
松本町長は、選挙人名簿を不正に利用することで、自身の選挙活動を有利に進めようとしたと考えられます。
選挙人名簿には、有権者の氏名や住所などの個人情報が記載されています。これらの情報を不正に利用すれば、有権者を特定して、より効果的に選挙運動を行うことができます。
松本町長は、選挙人名簿を基に、有権者に電話や訪問をかけて支持を呼びかけました。また、選挙人名簿を基に、有権者の住所や氏名をリストアップして、選挙運動員に配布しました。
次回の町長選にも出馬の意向をしている
松本町長は、リコールによって失職した後、次の町長選に出馬する意向を表明しています。
松本町長は、住民投票の結果について、「町民の声をしっかりと受け止め、町政に反映していく」と述べています。また、「町民の信頼を回復するために、全力を尽くす」と決意を表明しています。
しかし、松本町長の不正行為に対する町民の不信感は根強く、次の町長選で再選を果たせるかどうかは不透明です。
町長選に出る意向を示している、松本蝶々ですが、もちろん次回出馬する際にも供託金が必要と思われます。
ちなみに、町長選に必要な供託金は約500,000円ということがわかっています。
リコールされてまで再び、立候補する裏庭、松本一彦町長の熱い思いがあるようです。
松本一彦氏のYouTubeでは、リコールの日までに向けた、22日間のYouTube動画を投稿されています。
その中では、今回の問題をしっかり見つめ直し、説明する姿がありました。
街のことを重んじる姿がよく伝わってきますので、どういった考えを持っている人物か、気になる人はぜひYouTube動画を参考にしてみてくださいね!
追記
松本一彦町長は、次回の町長選への出馬を取りやめたようです。
松本町長は、リコール成立後の会見で、次期町長選には出馬しない意向を表明しました。
町民の信頼を失ったため、町政に責任を取って辞任する、と述べています。
松本町長は、2020年の町長選で当選し、2期目の任期を2024年まで務める予定でした。
松本一彦町長のプロフィール
松本一彦町長のプロフィール
- 生年月日:1966年1月25日
- 血液型 A型
- 出身地:神奈川県真鶴町
- 学歴:国士舘大学政経学部経済学科卒業
- 職歴:真鶴町役場入庁(1988年4月)→県立吉田島総合高等学校PTA会長(2009年~2013年)→真鶴町総務課長(2020年6月)→真鶴町長(2020年9月~2021年11月、2022年1月~2023年9月)